例1|聞き取れない名称を確定しない
録音:「次回は[名称が不明瞭]と打ち合わせます」
原稿例:「次回は[聞き取り不明 00:12:35]と打ち合わせます」
前後で登場した会社名があっても、それだけで不明瞭な名称を確定しません。不明箇所の記号や時刻の表記方法は、原稿の仕様に合わせます。
AI & QUALITY
文字になった原稿を、何を基準に確認し、どこまで整えるのか。イデアプラスは元の音声・動画を基準に、推測で埋めないこと、発言の意味を変えないこと、用途に合った仕様で残すことを大切にしています。
OUR APPROACH
AI文字起こしは、短時間で概要を確認したり、原稿の下書きを作ったりする際に便利な選択肢です。一方、完成した文章が自然でも、録音された発言と一致しているかは別に確認する必要があります。
人が作成した原稿でも、聞き違いや整理のしすぎは起こり得ます。イデアプラスでは、通常の文字起こしについて担当者が元音声・動画を確認し、何が話されたのか、何を確認できないのか、どの範囲まで整理してよいのかを区別して原稿を作成します。

PRINCIPLES
聞き直し、参考資料、前後の文脈で確認しても判断できない部分は、確認できないことが分かる形で示します。文脈は確認の手がかりに使いますが、もっともらしい言葉を作る根拠にはしません。
資料は固有名詞・専門用語・表記の確認に使います。音声と資料が食い違う場合は、資料に合わせて発言を修正せず、確認が必要な箇所として扱います。
「いえ」「まだ」「たぶん」などが、訂正、否定、不確実さを表す場合があります。読みやすく整理しても、内容や確かさの程度を変えないことを優先します。
文法や言い回しに問題があっても、録音でそのように発言されていれば、文字起こし側の聞き違いとは別です。原語の記録では発言を無断で直さず、必要な指摘と修正を分けて扱います。
原語を記録する、文章として整える、日本語へ訳す、要点をまとめる。それぞれの作業で残す情報と変更できる範囲が異なるため、依頼時に確認した仕様を基準に仕上げます。
EXAMPLES
以下は作業上の判断を説明するための架空の例です。AIの出力や実際の納品原稿を再現したものではありません。
録音:「次回は[名称が不明瞭]と打ち合わせます」
原稿例:「次回は[聞き取り不明 00:12:35]と打ち合わせます」
前後で登場した会社名があっても、それだけで不明瞭な名称を確定しません。不明箇所の記号や時刻の表記方法は、原稿の仕様に合わせます。
録音:「毎日、いえ、週に3回です」
素起こしの例:「毎日、いえ、週に3回です」
訂正前を整理する仕様の例:「週に3回です」
「毎日です」と残すと、訂正後の内容と違ってしまいます。訂正の過程を残すかは仕様によりますが、整理しても最終的な内容を変えません。
録音:「効果があるかどうかは、まだ分かりません」
「効果があります」とまとめると、発言の意味が変わります。「まだ分からない」という留保は、不要な言葉として削る対象ではありません。
資料:対象者120名
録音:「対象者数はこちらに示したとおりです」
通常の文字起こしでは、発言されていない「120名」を話者の言葉として追加しません。資料を使った補足・編集が必要なら、作業範囲を別途確認します。
FOREIGN LANGUAGE POLICY
原語の文字起こしは、話者が何と発言したかを記録する作業です。非ネイティブの発言などでは、文法上の問題や不自然な語順が含まれる場合があります。
イデアプラスでは、原語を記録する際は、話された語順や表現を原則として保ちます。文法的に自然な文章へ無断で組み替えると、話者の実際の発言との対応が変わるためです。
文法上の問題があると判断した箇所も、発言の記録と指摘を分けて扱います。注記の有無・示し方は、用途と指定仕様に合わせて確認します。以下の注記は説明用の一例で、すべての案件で同じ記号や注記を付けるという意味ではありません。
録音の発言:
He go to the office every day.
原語の文字起こし例:
He go to the office every day.
別に指摘する場合の注記例:
文法上は「goes」ですが、音声では「go」と発言しています。
原稿本文を黙って「He goes …」に変えるのではなく、話者の発言と文法上の指摘を区別します。英文校正をご希望の場合は、別途作業範囲を確認します。
録音の発言・原語原稿:
This proposal, we discussed yesterday.
日本語訳の例:
この提案については、昨日話し合いました。
原語の記録では話された語順を保ちます。日本語訳では、その意味を保ちながら日本語として理解できる語順・表現にします。
※架空の英語例です。原語の文字起こしは、英文校正や文法学習のための添削とは異なります。また、指定のケバ取り・整文などを行う場合は、整理する範囲を事前に確認します。
BY TASK
| 作業 | 基本となる考え方 | 依頼時に確認したいこと |
|---|---|---|
| 原語の文字起こし | 話された言語のまま記録し、語順・表現を原則として保つ | フィラーや言い直しを残す範囲、文法上の指摘の扱い |
| 整文 | 発言の趣旨を保ち、話し言葉を読みやすい文章へ整える | 語順・文末などを整える範囲、原稿の用途 |
| 翻訳起こし | 原発言の意味を保ち、日本語として読める原稿にする | 原語原稿の要否、専門用語の指定訳、納品形式 |
| 要約・編集 | 目的に合わせて情報を選び、短く整理する | 残す内容、希望する長さ、構成、重要な留保の扱い |
スマートフォンでは表を左右にスクロールできます。
「読みやすくしてほしい」というご希望でも、発言の記録を残したいのか、掲載用に整えたいのかで、適切な作業が変わります。用途を確認し、許容する変更の範囲を共有します。
AI DRAFT REVIEW
AI原稿は、お客様から提供されたものを、内容に応じて参考資料として使用します。使用できる範囲は原稿の内容を確認して判断し、正しい下書きと決めつけません。必ず元音声・動画を基準に内容を確認します。
AIか人かという区分だけでは、納品原稿の品質は決まりません。イデアプラスが重視するのは、確認の基準を元音声に置き、不明な箇所や修正の判断を区別することです。
録音状態、話者数、専門用語、下書きの状態によって作業量は変わります。AI原稿があるという理由だけで、料金や納期を一律に減らすことはできません。現在の案内は、顧客提供原稿を参考にした文字起こしです。「AI原稿の安価な校正だけ」を独立した定額サービスとして提供するものではありません。
LIMITS AND REFERENCES
音声が途切れている、発言が完全に重なっている、声が小さく録音されていないなど、人が繰り返し確認しても内容を確定できない場合があります。声質が似ている場合など、音声だけでは話者を区別できないこともあります。
人名・専門用語・話者一覧などの資料は確認の手がかりになりますが、録音されていない内容を復元するものではありません。確認できないことを明示し、自然な文章で隠さないことも原稿の品質に含まれます。

資料や仕様がすべて揃っていなくても構いません。分かる範囲の情報から、必要な確認事項をご案内します。
RELATED
CONTACT
発言の記録、研究用の原稿、掲載用の文章、日本語訳など、用途に合わせて必要な仕様を確認します。音声の長さ・内容・希望納期と、決まっている指定をお知らせください。
PHILOSOPHY / QUALITY
元音声の確認、固有名詞・専門用語の照合、話者・数字・条件の確認、不明箇所の扱い、合意した仕様での仕上げ。イデアプラス文字起こしが原稿作成・確認で重視する方針をご案内します。